骨粗鬆症

『すべての65歳以上の女性、および危険因子を有する65歳未満の女性を対象とした躯幹骨DXA(DEXA)測定が推奨される。』(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2006年版より)

 骨が弱くなると、骨折しやすくなります。骨折で一番怖いのは脚の付け根の骨折、すなわち大腿骨頚部骨折です。大腿骨頚部骨折は、1年以内の死亡率が高いだけでなく. 患者さんの約半数が寝たきりに陥るといわれており、80歳以上の寝たきり老人の15~20%を占めています。転んでも折れない強い大腿骨の骨つくりが大切です。 骨粗鬆症の治療により骨折は予防できます。

 ところが、人の骨密度は同じ人でも場所によってまちまちです。たとえば、手の骨密度と腰の骨密度は約60%程度しか一致しません。骨折による寝たきり予防には、大腿骨頚部の骨密度を測定して、骨粗鬆症の早期発見と予防に努めることが大切です。当院では、骨粗鬆症の早期発見と診断のために、腰椎と大腿骨を正確に測定できるGE・ルナー社製のDEXA法(デクサ法)による骨密度測定装置を導入しました。

 当院の10年間の手の骨密度測定(MD法)の反省手の骨密度と腰椎の骨密度の相関は60%、手の骨密度と大腿骨頚部の骨密度の相関は54%です。半数近くの骨粗鬆症を見落としてしまう可能性があります。

 当院では、骨粗鬆症教室で骨粗鬆症に対する理解を深めていただき、食事指導や日常生活指導も行っています。さらに、筋力強化訓練、バランス訓練を含めた転倒予防教室を行うことにより、総合的な骨折の予防に取り組んでいます。

 

全身用骨密度測定装置(DEXA)

転倒予防教室(バランスの評価)

筋力訓練

関連リンク

NPO法人高齢者運動器疾患研究所      http://www.oie.or.jp/